バーバーショップ編曲のアレコレ(きっかけ編)
ロッカーズ東京のKentです! 普段はベースパートを歌っていますが、バーバーショップの編曲者としても活動しています。今回は編曲を始めたきっかけについて書いていきたいと思います。
バーバーショップの編曲を始めたきっかけ
編曲らしきものを初めて書いたのは高校生の時でした。当時の携帯電話に着信音を自作する機能がありまして(懐かしいですね、覚えてますか?)、好きな曲にハモリをつけて打ち込んで遊んでいたのが最初と言えると思います。アカペラブームで教則本もあったので、その辺の知識でやっていました。
その後大学の合唱サークルや音楽スクールで理論を学び、バーバーショップの編曲に挑戦したのは20代の前半です。バーバーショップ・コーラスに所属して歌ってはいましたが、編曲となると周りでやっている人もほとんどおらず、英語の文献も読めなかったので独学で学ぶほかありませんでした。そこで頼りにしたのが"Polecat Songs"でした。
最高の教材 Polecat(ポールキャット)Songs とは?
Polecat Songsというのは米国バーバーショップ・ハーモニー協会が定めた12曲の全世界的な共通レパートリーです。ロッカーズでも発声練習に取り入れたり休憩時間に歌って楽しんでいます。これが(当然ですが)実にバーバーショップの面白みが詰まっていて、その何たるかを勉強するには最高の教材なのです! コード進行や音の配置などを楽譜に書き込みまくった覚えがあります。全曲の分析を終えればバーバーショップの基本的な仕組みを学習できるので、あとは応用です。
最初に手がけたバーバーショップの編曲
バーバーショップ編曲処女作はミュージカル"雨に唄えば"に登場するBing Crosbyの"Beautiful Girl"という曲でした。映画で初めて聞いたときに「この曲を編曲したい!」と思って勉強を始めたようなものです。今はフリーで有名な楽譜作成ソフトもありますが、この時は鍵盤を鳴らしながら五線紙に鉛筆で書くという超アナログなやり方でした。
それからはますます編曲にのめりこみ、多いときは年間20曲くらい書いた年もありました。最近はバーバーショップ以外の作品も多いのですが、編曲の息抜きに別の編曲に手を付ける程度には活動しています。どこかでお耳にかかりましたら、ぜひ感想をシェアしてくださいね!
それではまた。